コーラスのお友達で同じアルト・パートの、恐らくは最高齢の方がいらっしゃいます。
その方のお姉さま(93歳)が、治療の難しい癌に侵され、それでも放射線治療に挑んでいられると聞きました。
お姉さまはガーデニングもお花も大好き、この春、妹さんが我が家のバラ見にいらしたことをとてもとても喜んでくださって、その時の写真をお見せしたら離さなくって、仕方がないから「あげないわよ!預けるだけだから」と言ってベッドの枕元に置いてきたのだそうです。
その話を聞いて、にわかに「やる気」が出てしまって。
2年前に作り始めて途中で挫折して放り出してあったアルバムをついに完成させました。
薔薇育てを初めて10数年、あちこちに転居したのでその度に新しい品種に挑戦した結果、品種としては200種類近い数のバラと関わりました。そのうち、まともな写真が残っているもののみ集めて1品種に1ページずつ、品種の客観情報とともに自分で写した画像と思い出のコメントを付けて。まだこれから導入が決まっている品種もあわせると174品種です。これに表紙と、前書きと後書きを付けてできあがり。
元本は台紙に入れて上下2巻のアルバムになりました。
でも、それでは重いので、コピーしてポケットファイルに入れたものを、「お姉さまのお見舞いに」とプレゼントしました。
下の写真↓は、何人か別のお友達にあげた、約半分の80ページ分に縮めたセレクト版の表紙です。
中身はこんな感じです。
そして、これは、後書きに使った写真。
一口に「バラの写真集」と言っても期待以上だったようで、かなりビックリされました。
以前の記事でも書きましたが、コーラスのお友達の息子さんからは「これは貴女の人生の卒論ですね。」と言われました。
そうか、じゃあ、「卒業」しちゃったら次に私は何したらいいのかしら・・・?
もうこれ以上、することなくなっちゃう?なんて。
いえいえ、まだこれから咲かせて、一番いい時のお顔で、写真を残さなきゃいけない白紙のページも残っています。
少し気難しい子も迎える予定なので、消毒や剪定など、まじめに?もうしばらくはこのままバラ狂いを続けなくっちゃ、と思っています。
でもでも、いい加減に昼間涼しくなってほしいですね。