あんなに地味な漫画を、映画化しようと考えた人たちの情熱には、つくづく感動する。
しかも、本当にやっちゃって、それがこんなに原作アニメの世界を忠実に実写で表現できたこと、
「あー、これ、良かったね」
「うん、良かった!」
という会話が交わされる作品に仕上がったということ・・・
みんな、みんな、驚きだ。
上映は1ヶ月程度で打ち切りになっちゃったけど、まあしょうがないね。
わはは!って笑える箇所は一つもない、せいぜい「クスっ」とする程度。
<以下は朝日新聞7月8日の評の書き出し部分>
ドラマチックな物語展開で見せる映画でも、青春の悔恨や勝利感で感動させる映画でもない。それぞれの人物が背負う、互いに異なる空気感と、その一瞬の交差が見せる化学反応を繊細にすくい取っていくことで、観客を引っ張り続ける映画だ。
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洋アジサイ・ファントム |
夫は原作の良さ・味わいが全然わかんなかったけど、映画のおかげでちょっとわかった。でも、
「これって、文学で言えば純文学だね。一般受けするはずないよな」と言う。
映画評に原作者の名前は全くでてこないけど、この漫画描いたのは私の甥っ子なのである。
ちょっと自慢。