2016年8月14日日曜日

映画になった「森山中教習所」を観て

驚いたなぁ~

あんなに地味な漫画を、映画化しようと考えた人たちの情熱には、つくづく感動する。
しかも、本当にやっちゃって、それがこんなに原作アニメの世界を忠実に実写で表現できたこと、

「あー、これ、良かったね」
「うん、良かった!」
という会話が交わされる作品に仕上がったということ・・・

みんな、みんな、驚きだ。

上映は1ヶ月程度で打ち切りになっちゃったけど、まあしょうがないね。
わはは!って笑える箇所は一つもない、せいぜい「クスっ」とする程度。

<以下は朝日新聞7月8日の評の書き出し部分> 
 ドラマチックな物語展開で見せる映画でも、青春の悔恨や勝利感で感動させる映画でもない。それぞれの人物が背負う、互いに異なる空気感と、その一瞬の交差が見せる化学反応を繊細にすくい取っていくことで、観客を引っ張り続ける映画だ。

洋アジサイ・ファントム

夫は原作の良さ・味わいが全然わかんなかったけど、映画のおかげでちょっとわかった。でも、
「これって、文学で言えば純文学だね。一般受けするはずないよな」と言う。

映画評に原作者の名前は全くでてこないけど、この漫画描いたのは私の甥っ子なのである。
ちょっと自慢。


2016年8月9日火曜日

わが人生の卒論?

今日の暑さは異常だった。

朝から何にもする気力が無くて、ぼーっとしてたら、ピンポ~ンが鳴って、宅急便でSweetsが届いた。お友達にあげた自作の薔薇アルバムのお礼のつもりらしい。
ちょっと目が覚める。

早速お礼の電話をしたら、息子さんが出てきて、お友達はそのアルバムを届けに●●●の病院まで出かけていると言う。そうだ、そもそもあのアルバムは、花好きの彼女のお姉さん(93歳)がガンで闘病中と聞いて、その方のお見舞いにと複製を作ってあげたのだった。
毎週日曜日に病院に行くと言っていたから、それまでは彼女ご自身で楽しんでくださればと思っていたのに、それまで待てなかったのか、この暑いのに電車であんなに遠くまで出かけて行ったとは・・・大丈夫かしら?




息子さんは、私たちのことを良く聞いていられるらしく、「僕も拝見しましたよ、薔薇の論文」「あれは皐月さんの卒論ですよね、僕そう思って読ませていただきました」なんて言う。
そして、写真は花の好きな人が撮ったからとてもいいし、添えた文章も引き込まれるとほめてくれた。最後に一言、
「下巻もお待ちしていますから」
ゲ、ゲ、ゲ、下巻!? うわぁぁぁぁ!

確かに彼女にあげたのは上巻。
そして、「下巻もいずれ行くので、お姉さんと取り合いっこしないでね」と、メモっておいたのも確か。
でもね。
上巻はもう完成していたのでプリントアウトすればいいだけだったんだけど、下巻の方は、まだ各品種ごとに使う写真の選定が済んでいるだけで、エッセイ部分は書き上げていないページが大量にある。つまりまだ編集中、複製しようにも原本が未完成なのだ。

わ、私だけの卒論だったのに、「ASAP」っていうデッドラインが出来てしまったってことなのだ。
今度こそ、パッチーン、と目が覚めた。

ていうわけで、今日は一日中、パソコンにかじりついていました。
まあ、イラつく議事録は完了しているし、それに比べたらはるかに幸せな作業ですけど。



2016年8月4日木曜日

我慢大会

 関東でも梅雨明け宣言がされて以来、ほんの数日だが30℃を超える日が訪れるようになった。朝から暑くて、庭仕事も軒下の鉢植えへの水やり程度で済ませている。梅雨冷えの頃とは違ってそんな時はウワっと藪蚊が寄って来て、一瞬でも油断ならないのには閉口する。 



 ところで・・・・愛犬コロは、未だに行方がわからない。
 この10年、いつもいたものが居なくなるって、こんなに寂しいものかと改めて思う。
 コロの情報を求めて、毎日サイトのチェックをして、心は県内を駆け巡っている感じだ。

 一方では町内の自治会で、猫の被害が甚大だとして今月も話題に上り、近くの公園沿いの道では車による轢死の話が語られていてドキドキする。コロもそんな1匹になったのかもしれない。
 皮肉なことにコロ行方不明のチラシを作っても私的な問題で町内会の回覧にはできないそうで、それでも町内会の役員なので議事録を作成せねばならない。なんとなく釈然としない。

 それだけではなく、会長は要点をレジメに整理もせずにダラダラと喋り、しかも採決の要となるキイ・ワードを言えない。せいぜい「これでいいですかねー?」である。返事のしようもないで一同沈黙していると、また聞いたような説明を延々としゃべる。

 「私からは以上ですがご質問は?」
 「他の方はこの件どう思われますか」
 「私はこの方向で行きたいと思いますが、異議のある方は?」
 「ご意見は出尽くしたとみて決をとってよろしいでしょうか?」
 「それではこれを結論とします」etc.etc.

 会議を前に進める言葉が無い。議長の役割がわかっていないみたいだ。

 さらに、携帯もインターネットも一切やらないで部長になった勘違い爺さんが一人。
 自分の愚痴と、あれ、これ、それの指示語ばかりが優先するから、呆気にとられ何言ってるか全然わからない。この、会長を敵対視するウジウジ爺さんと会長のやり取りだけで会議は長引き、半分くらいこの人たちの発言で、中身のない無駄な時間ばかり喰っている。2時間で終わるはずが前回は2時間40分かかった。

 時々、議事録のための録音を聴きながら叫んでいる。
「そんな話を今更蒸し返して、何になるのよ!」
「なんで、会長をフォローして流れを変える人がいないの?腰抜け男どもめ!」

 短気な私にとっては、ほとんど我慢大会なのである。
 正直言って心にも体にも悪い。
 次回は、記録当番じゃないからもっと言ってやるぞ!と思っている。



           写真:見事な穂になった、百日紅「淡桃清」