2017年2月3日金曜日

PTAって、「入らない」選択もあったのか。

 知らなかった。
 PTAって、強制力の無い団体だったのね。子供が入学した以上は親がPTAに入るのが義務だと思っていたから、入会しないという選択があるとは思っていなかった。NET(mixi)にこの記事を見つけて、目から鱗だ。

  

 昔、子供たち3人の幼稚園や学校で、ずいぶんとPTA役員をした。特に上の子供より3人目の子の時が。親となってからはずっと専業主婦だったし、上の子供たちの経験からある程度PTAというものの役割が見えてきていたので、もう否応無しに役員、それも「長」の付く役が回ってきて、最後は会長までやることになったものだ。

 例年、年度変わりの時期になると、若いママ友の間はで「どうやって役員を逃れるか」という話題で盛り上がるのだそうだ。よく分かる。役員はやはり大変だし、個人の適性もあると思うから。
 もしフルタイムで職を持っている人なら、分身の術でも使えない限り、大変な犠牲を強いられることになるだろう。病や障害を持つ親族の介護看護をしている人も同じである。
 また、 内気で、極端に防御意識の強い人が、学校(教師)と親たちの間に立ってキーマンとして動くことになったら、それはそれでものすごいストレスだろうと思う。(ただ、これは客観的に判断しにくい問題なのだが)

 得てして、そういう事情を抱えた人がおずおずと、或いは堂々と、「辞退させて欲しい」旨を申し出た時にどう対処するかで、そのグループのその後の雰囲気が決まってしまうと私は思っている。
 シラっと「誰もがやりたくないのだから、条件は同じ」と言い放つ人がいて、「姑や小姑らから暇人だと思われたくない」などという問題まで同等の事情として持ち出し、一刀両断に「くじ引きしましょ」という流れになるとすれば、その後のまとまりは最悪である。
 人としての思いやりに欠け、自分の利しか眼中に無い。その流れを是認するような出発をしたら、そのグループが、子供たちを良い条件で教育したいという大きな共通の目的のためにその後も協力出来るとは思いにくい。 
 そこで大抵はそういう状況を見かねたお人好しが引き受けることになる。その何回かは私だった。

 けれど、その背景には「PTA加入は義務」ということが大前提だった。
 それが思い込みだったとなると・・・
 今後は、学校はこの件についてきちんと周知させるべきだ。そして、役員のがれのためのPTA非加入という選択を増やさないよう、きめ細かい対応をする必要がある。例えば、PTAに加入しても役員をせずに済む条件提示をするとか。
 
 また、ネット記事には、役員をすることによるメリットの方も書かれていて、確かに私はそのメリットを存分に享受してきたと納得する内容だった。もしかして、敢えて役員を引き受けることによって、他の人の利益のチャンスを奪ってしまったのかも知れないとさえ思った。それなら、今後は専業主婦でなくても出来るようなPTA活動へと、社会の現状に合わせた見直しも必須だろうと思う。
 色々なことを思い出し、考えさせられました。

 

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